北も南も住まいの顔、家づくりの背中を押したのはご子息の一言
建築地 | 岩手県一関市 |
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建築年 | 2013年 |
施工会社 | 株式会社鈴木製板工場 |
外観タイプ | 吹きぬけ |
東日本大震災によりこれまで暮らしてきた住まいが半壊。
ご子息様達も自立しそれぞれに暮らしているため、ご夫婦と愛犬が快適に暮らせるこじんまりとした住まいを希望されていたS様。
リフォームにするか新たに建築するか悩んでいる中で、「自分たちの好きな家にすればいい」と新築への背中を押してくれたのはご子息様の一言だったそうです。
その後、美しい小さな家のモデルハウスへ足を運び、外壁タイルや瓦屋根のメンテナンス性やデザイン性に惚れ込み決意。
北側道路の敷地のため、北側でも緑を絶やさぬよう園芸を愉しんでいるとS様。
北側の庭はおろそかになりがちですが、S様邸は南側も北側も素敵な顔を持っていました。



S様邸は高台に建っており、南側からの視線を一切気にせずに生活が出来る大変気持ちの良い住まい。
リビングに入って衝撃を受けたのが、レースのカーテンを取り付けていない点。
常にオープンなのでとても気持ちが良い、とS様。
大きな吹抜け空間の北側には天窓も設けられており、朝から夕方の陽が出ている時間は常に柔らかい光を部屋の中へ入れてくれています。


2階はご夫婦の寝室及び趣味室。
扉はあえて設けず、代わりにカーテンを設けている点も面白いところです。
勾配に沿って設けられたベッド。
同じ部屋に居ながらも、それぞれの時間が過ごせるよう部屋の隅と隅に配置しています。

深い軒のウッドデッキには、ベンチソファが置かれていました。
天気の良いには軒下でベンチソファに腰を下ろしながら読書や昼寝など、リゾート地に来たかのような気持ちの良い空間となっています。