塚田電気工事様 木造ZEB社屋

ZEB(ゼブ=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネと創エネによって、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。

塚田電気工事株式会社様のZEB新社屋は、高断熱や地中熱利用の空調、LED照明による省エネルギーに加え、33kWの太陽光パネル、三相30kVAパワコンと二台の充放電器を備えたV2Xシステム、リユースの再生リチウムイオン蓄電池を導入し、昼間の余剰電力を蓄電池やEVに充電し、必要に応じて放電することで効率よく再生可能エネルギーを活用する運用を実現しています。

その結果として、ZEB108%の達成と災害時に自立した復旧活動拠点として活用することが可能です。

 

床面積

敷地面積 2086.62㎡
延べ床面積 631.37㎡
 ・事務所 458.55㎡
 ・倉庫 121.16㎡
 ・車庫 51.66㎡

工法 木造2階建て
所在地 宮城県仙台市
竣工年 2023年
ZEB認証 ZEB(設計一次エネルギー108%削減)

 

大きな片流れの屋根。回廊部分の深い軒が夏の日差しを遮り、社員の憩いの場として活用できます。

 

北洲の高断熱技術である「アルセコ外断熱システム」と、高性能木製サッシ「D-Fenster」を採用。外皮性能を上げることで、使うエネルギーを少なく、快適な温熱環境を叶えることができます。

 

木のぬくもりに包まれるような執務室空間。社員が心身共に健康に働けるオフィス環境を目指しました。

 

自然の力を活用するパッシブデザインを取り入れた木造建築。自然光で明るく、1階から2階へと風が通り抜けるように設計が特徴です。

 

自然の力を利用した優しい空気、無垢材をふんだんに使ったオフィス、地域の遺伝子をもつ樹木や草花を移植再生するビオトープに囲まれたウェルビーイングな環境構想。

 

2階の会議室の床・壁には、宮城県産材を利用したCLT材を現しで使用しています。CLTとは、ひき板を繊維方向が直行するように積層接着した重厚なパネル。

 

玄関の壁面には、地域資源活用の観点から、宮城県産の「雄勝石(おがついし)」を採用。雄勝石は、東京駅の屋根にも採用された黒く美しい、耐久性に優れた石材です。

 

様々な業種・職種の人々が情報交換しながら新たなイノベーションを創造するOI(オープンイノベーション)ラウンジ。

 

こちらはエネルギーの見える化パネル。発電量や地中熱の利用状況、オフィスでの電力使用状況がモニタに映し出されます。

 

地中熱は、空調に利用するほか、冬季は駐車場の融雪に利用されます。

 

充放電器により、EV(電気自動車)の充電や、オフィスへの給電が可能。また、FCEV(水素を燃料とする燃料電池車)からオフィスへの給電が可能。災害による停電時でも、太陽光発電+蓄電池+FCEV&EVにより施設へ長時間安定的に電力を供給することができます。

 

機械室。蓄電池はEV(電気自動車)の再生リチウムイオン蓄電池を採用しています。

 

33kWの太陽光発電。平常時は自家消費でCO₂排出量と電気代を削減。非常時にも電力をオフィスへ供給可能です。