「鳥の巣」に籠る非日常。既存デッキと融合し、稼働率を最大化させる全天候型・貸切露天風呂

コンクリート打設が困難な高台という条件を、伝統的な「石場建て」という特殊な構造で解決。
既存のウッドデッキを活用してスムーズな動線設計を行い、「情緒的な魅力」を引き出した貸切露天風呂が完成しました。

床面積29.08㎡
工法木造軸組み
所在地福島県福島市
竣工年2024年

豊かな自然に囲まれた、安らぎの宿。
その特徴は、誰にも邪魔されない貸切風呂。今回は、その貸切風呂の「水縹(みなはだ)」の工事を行いました。

コンクリートを使用せず、ブロックと木材を組み合わせた「石場建て」による木造軸組み工法を採用。
古民家再生のノウハウを活かした、経年変化を楽しめるしつらえです。

片流れの屋根を深くかけ、あえて手すりを設けない「ベンチ一体型デッキ」を採用。
視界を遮るものを排除することで、高台からの借景をダイレクトに享受できる設計です。

雨でも気にせず利用できるよう、屋根を設置。
「鳥の巣箱」をイメージした空間演出で、壁や屋根で囲われていも開放感を損なわないよう、半屋外の設計にしました。

お風呂に入りながら、休憩スペースでくつろぎながら、目の前に広がる手付かずの原生林を堪能できます。

浴槽や床、壁等に木材を採用。
冬場でもヒヤッとしにくく、木の香りに包まれます。
また、冬場の寒冷対策として一部にガラスを取り入れながら、自然との一体感を重視しています。

誰にも邪魔されず、自然に囲まれながら、温泉を堪能できる貸切露天風呂になりました。