こちらの施工実例は、「ジェルコデザインコンテスト2020」東北支部デザイン部門で特別賞を受賞いたしました！

同居をきっかけに、心地よくつながる二世帯リフォーム。

面影を残しながら新たな息吹を

 お母様との同居をきっかけに、実家をフルリフォームされたA様ご夫妻。かつての面影をのこしつつ、断熱性能の向上と間取り変更、内装・設備を一新。こだわりを詰め込んだ、これから先もずっと心地よい住まいへと装いを新たにしました。

それまで住んでいた賃貸住宅の目の前に新しい建物ができることで、「完全に、陽射しがさえぎられてしまう…。日の当たらない部屋で子育てするのは避けたい」との想いが、同居リフォームのきっかけだったと言います。近くで開催された新築住宅完成見学会へ出掛けていったのが北洲との出逢いでした。

広がりを感じさせる設計力と、心地よいシンプルなデザイン。さらに他部門との連携の良さが決め手に！

見学会の建物を目にし、ご夫妻が気に入られたのは「間取り」「内装の雰囲気」。「そんなに広い敷地ではなかったと思うのですが、大きく見えたのが印象的でした。白が基調のシンプルな内装も私たち好み。特にあの床！ 幅の広いフローリングをひと目で気に入りました」。限られた敷地でも開放的に暮らせる空間を作り出す設計力、華美な装飾を控えた内装デザイン、大きい木目がナチュラル感を演出する幅の広いフローリング…。ゆったりとした時が流れる心地よさに引き寄せられたと言います。

さらに良かったのが「各部門との連携のスムーズさ」。「母の家の面影は残したい」、そんな気持ちからA様は当初からリフォームを希望されていました。しかし、モデルルームを見に行くと新築を勧められるなど、自分たちのニーズに寄り添ったものとは言い難い提案もされてきたと言います。「北洲さんは違ったんです。私たちの希望を伝えると、すぐにリフォーム部門につないでくれ、そこから間を開けずに担当の方から連絡をいただけたことで、話を前へ進めることができました」。お子さんの「入園に合わせて、引っ越しを済ませたい」という希望に向けてリフォーム計画が進行。「床材や壁紙や…。毎週、宿題気分で、分厚いカタログから選んだことを思い出しますね」。

キッチンを分け、ゆるやかにつながる二世帯スタイルを実現

お母様の家はご主人が育った場所、独立するまで住んでいた家でもあります。それだけに「開かずの間になっていた部屋」「冷気や外の音が気になる出窓」など、快適に暮らす

ための改善ポイントを周知していました。ご主人の頭の中の「イエス・ノー」センサーを働かせながら、かつての間取りの位置を大きく変更せず、かつ不要なものを取捨選択。「心地よい暖かさ」「家族でいる時も、プライベートな時間も大切にできる間取り」「掃除のしやすさ」をテーマに、快適に過ごせる二世帯住宅を目指しました。

以前の続き間和室はA様ご家族が過ごす、開放感あふれるメインステージへと一新。ぐるりと回遊できるシューズルームを間に、お母様専用のキッチンのあるリビング＋寝室が配され、左右に二世帯それぞれのスペースを振り分けています。お母様の寝室から直接行き来できるよう動線に配慮しながら、バスやトイレは共有しつつも、キッチンを分けることで、互いに気兼ねせずに、好きな時にくつろぎ、好きなものを食べる。そんなゆるやかにつながるスタイルが実現しました。

親も子どもも　のびのびと心地よい　ストレスフリーな暮らし

フルタイムの仕事を持つ奥様は「効率よく家事ができること」「生活感を排除した空間づくり」を重視していました。リビング・ダイニングの壁掛けテレビ、天井に埋め込むタイプのダウンライトなどは、そんな希望をカタチにしたもの。こだわりのパントリーは、冷蔵庫やオーブンなど、目に触れない場所に置きたかったという家電もスッキリ収まる大容量。お子さん達の園や学校からのお知らせを一ヶ所に整理できる、大きな引き出しを組み込んだママカウンターもまた、使いやすいだけでなく生活感を飲み込み、ストレスフリーな暮らしを手助けしてくれます。

動線計画は家事効率に加え、「子どもの習慣化」にも配慮しています。キッチン後方には、絵を書いたり、本を読んだり、宿題スペースとしても活躍しそうなカウンターデスク＋お子さん専用の収納を用意しました。衣類を掛けるハンガーパイプは背丈に合わせた高さに設置し、外から帰ってきたらカバンを置き、自分で洋服を掛ける。本やおもちゃは指定席に片付けるといった流れで、「自然とできる子に育てたい」という想いが込められています。

これまで本当は言いたくなかった「静かにしなさい」「走っちゃダメ」といった否定形は新しい家では、もう無縁。好きなだけ走っても、ジャンプをしても大丈夫。「親も子どもものびのび心地よく過ごせる家」に生まれ変わりました。

暖かく、段差も解消された安心リフォーム。家族の新たな思い出が紡がれる

リフォームを機に思い切って断捨離もでき、ほっと肩をなでおろすお母様。「部屋が暖かく、室温も一定していて朝起きるのもラクになりました」。床の段差もなくなり、これから先もずっと安心。最新の機器に一新された水廻り、特に浴槽やトイレの豪華さには使うたびに感激もひとしおだと言います。「営業の方も、現場責任者の方も誠意を持って、どんなことにも即対応していただき、感謝しています」。

大きな窓から降り注ぐ明るい陽射し、目を楽しませてくれる庭の緑…。家族の幸せを象徴するかのようなぷっくりとしたダイニングテーブルは、家族の笑顔の交差点。ご夫妻にとって新しいこの家は「早く帰りたくなる場所」。ふとした瞬間に感じる幸せの種がそこかしこに輝くその場所で、新たな思い出が紡がれていきます。